ガラタサライ長友「親父頑張ります」…本拠デビュー戦で決勝点演出パパ初勝利

スポーツ報知

◆トルコ杯準々決勝第2戦 ガラタサライ4(1―1、3―0)1コンヤスポル ※2戦合計6―3でガラタサライが準決勝進出 (8日)

 イタリア1部インテルからトルコ1部ガラタサライに期限付き移籍した日本代表DF長友佑都(31)が8日、“移籍後&パパ”初勝利を挙げた。イスタンブールでのトルコ杯準々決勝第2戦でコンヤスポルを4―1で破り、2戦合計6―3で準決勝進出を決めた。フル出場した長友は、同点の後半7分に左足クロスで相手のミスを誘発。決勝点につながった。

 怒とうの勢いで駆け上がった。1―1で迎えた後半7分、左サイドをオーバーラップした長友は、そのまま左足でクロス。相手がクリアミスすると、こぼれ球に反応した味方FWゴミスが決勝点をたたき込んだ。本拠地デビュー戦で、移籍後初勝利に貢献した。

 パパになって初めての試合だった。5日に妻で女優の平愛梨(33)が、イタリア・ミラノ市内の病院で第1子となる体重約2600グラムの男児を出産したことを発表。チームの許可を得てミラノへと向かい、妻子と対面。そしてすぐさま、イスタンブールへと戻り、この一戦に臨んでいた。

 試合後に自身のツイッターを更新。「ガラタサライで初勝利。カップ戦準決勝進出」とチームの勝利を喜ぶと、続けて「妻、息子のためにもかなり気合い入りました! 何がなんでも勝利で祝いたかった。まだまだ勝負はこれから。親父頑張ります」とつづった。一夜明けた9日にも取材に応じ「ビデオ電話で出産の瞬間は見ていた。男は無力だなと感じながら、頑張れという声しかかけられなかった」と明かした長友。「背負う人が1人増えたので、格好いいオヤジでいたい」と決意を新たにした。

 インテルでは昨秋から出場機会を失っていたため、W杯を見据え、移籍を決意。1勝もできずに終わった14年ブラジルW杯のリベンジを果たすため、はい上がろうとしている。次は13日、リーグのアンタルヤスポル戦。日本代表の不動の左サイドバックがトルコから復活を遂げる。

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