ポーランド、“仮想日本”の韓国撃破 レワンドフスキだけじゃない

スポーツ報知
ポーランドの先発布陣

◆国際親善試合 ポーランド3―2韓国(27日、ポーランド・ホジュフ)

 【ホジュフ(ポーランド)27日=本田千尋】FIFAランク6位のポーランドは仮想・日本としてホームで韓国と対戦。後半ロスタイムの劇的決勝弾で3―2と勝利した。

 レワンドフスキだけじゃない。2―2の後半47分だ。ジエリニスキがペナルティーアーク付近でボールを受けると、左にドリブルして左足を一振り。ゴール左隅に突き刺さり、貴重な勝ち越し弾となった。

 前半32分にエースのFWレワンドフスキが打点の高いヘッドで先制弾。同ロスタイムには、MFマチンスキが韓国DFの股の間を抜く絶妙スルーパスで、抜け出したMFグロシツキが左足で決めた。「韓国は動きが俊敏で日本と同じスタイル。そこに対応する必要があった」とレワンドフスキ。3―6―1の布陣ながら、守備時には5バック気味となる堅守速攻スタイル。一昨年の欧州選手権で8強入りした4―4―2からスタイルを変え、この日は昨年11月以降、3試合連続無得点と苦しんでいたのがウソのように、主力が出場した前半は完璧な内容で2―0で折り返した。

 2010―11、11―12年季にドルトムントでドイツ・ブンデスリーガを連覇したレワンドフスキ、DFピシュチェクが主力だが、ハーフタイムにその2人が交代。6人の交代枠を使い切った後にミスから一時は追いつかれたが、終了間際に主力抜きでV弾をもぎとった。

 「W杯への重要な準備だった。ミスから相手に得点機を与えたのはなくさなければ。この試合がいい教材になる」とアダム・ナバウカ監督(60)。アジアの虎を撃破した欧州の雄は間違いなく強い。

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