上海上港FWフッキ、鹿島戦欠場も…足を引きずりながら来日“鬼門”ACL決勝T初戦

スポーツ報知
右足を引きずりながら来日した上海上港FWフッキ。ファンのサインに応じる

 鹿島と9日に対戦する上海上港の元ブラジル代表FWフッキ(31)が鹿島戦を負傷欠場する可能性が浮上した。チームは7日夜、成田空港に到着したが、フッキは5日の中国リーグ・北京国安戦で右太もも裏を痛め途中交代した影響からか、右足を引きずりながら他のチームメートから大きく遅れて到着ゲートに登場。チーム関係者は「プレーできる状態か分からない」と話した。

 フッキは代表通算48試合11得点で、14年ブラジルW杯にも主力として出場した。05~08年途中まで川崎や札幌など日本でプレー。16年に約68億円とされる移籍金でゼニト(ロシア)から上海上港に加入した。昨季のACLでは浦和から2得点を挙げた推定年俸約23億円の点取り屋だ。

 2日の中国杯で頭部を負傷し、5日の試合を欠場したブラジルW杯で2得点の司令塔・ブラジル代表MFオスカル(26)は「もう問題ない」とコメントした。

 日本勢唯一の16強入りとなった鹿島は同日、鹿嶋市内で過去5度(09~11、17年)全て敗退した“鬼門”の決勝トーナメント初戦へ向け調整。日本代表DF昌子源(25)は「1戦目で先勝しないと厳しくなる。個人ではなくチーム全体を警戒していきたい」と気を引き締めた。(岡島 智哉)

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