【ロシアW杯ライバルチェック】「セネガルの至宝」FWマネ、不調でも侮れない

2018年5月15日9時0分  スポーツ報知
  • セネガル代表のマネ(ロイター)

 ライバルチェックの第7回は、ロシアW杯で日本と同じH組のセネガル代表FWサディオ・マネ(26)=リバプール=。リーグ最終戦となった13日のブライトン戦では先発したが、再三の決定機を逃して無得点に終わった。チームは4―0で大勝も後半29分に途中交代。「セネガルの至宝」と呼ばれるエースにとっては、不満の残る結末となった。

 リバプールは4―0の快勝で欧州CLの出場権を獲得した。エースのエジプト代表FWサラーは32点目を決め、現行方式でのリーグ最多得点記録を更新。今季最終戦を終えたイレブンが満面に笑みを浮かべる中、セネガルのエースは、どこか浮かない顔だった。

 個人として、心から満足できる内容ではなかった。前半20分、最終ラインの裏へ抜け出して相手GKと1対1。右足で放ったシュートはGKの正面を突いた。10分後、再び最終ラインの裏へと抜け出しGKと1対1。今度は真横にいたサラーへのパスを選択した。エースの33得点目をお膳立てしようという狙いだったが、得点は生まれなかった。

 身体能力に優れ、スピードはアフリカ人選手の中でもトップレベル。サウサンプトン時代の15年には、たった3分弱で3点を奪ったこともある。突破力に加え、ボール奪取能力も非凡なものがある。最前線からのプレスも持ち味の一つ。ただ今季は守備の時間が増えた影響もあってか、得点は減った。16点でベストイレブンにも選ばれた昨季に比べ、今季は10得点に終わった。

 2月にスポーツ報知の取材に応じた際には「日本とは非常に困難な試合になると思う。本当にいいチームで難敵。しかし全力で戦って、ぜひ勝ちたいと思っている。持てる力を出し切るだけだ」と語っていた。最終戦は自身の今季を象徴するような内容に終わったが、W杯でも低空飛行が続くとは思えない。「セネガルの至宝」と呼ばれるエースは、決して侮れない存在だ。

 ◆サディオ・マネ 1992年4月10日、セネガル・セディウ州生まれ。26歳。2011年フランスのメツでプロデビューを果たし、12年ロンドン五輪に出場。ザルツブルク(オーストリア)、サウサンプトン(イングランド)を経て、16年リバプールに加入。加入1年目に13得点し、リーグ年間ベストイレブンに選出された。今季はリーグ29試合に出場し10得点。175センチ、69キロ。

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