【欧州CL】ベイルの決勝オーバーヘッドでレアルV3

スポーツ報知
後半19分、ベイルの決勝ゴール

◆サッカー 欧州チャンピオンズリーグ▽決勝 Rマドリード3(0―0、3―1)1リバプール(26日、ウクライナ・キエフ)

 Rマドリード(スペイン)が3―1でリバプール(イングランド)を下し、3季連続13度目の頂点に立った。3連覇以上は、前身大会で1974~76年にバイエルン(ドイツ)が達成して以来4例目の快挙で、現行方式では初。レアルは1―1で迎えた後半19分、途中出場のウェールズ代表FWベイルがオーバーヘッド弾で勝ち越した。12月にUAEで行われるクラブW杯に欧州代表として出場する。

 現行方式で初のV3を引き寄せたのは、観客の度肝を抜くスーパーゴールだった。1―1の後半19分、マルセロのクロスに反応したベイルは、ゴールを背に跳び上がった。左足のオーバーヘッドシュートがゴール左上隅へ吸い込まれた。一瞬の静寂、そして歓喜のどよめきが響いた。ジダン監督は「言葉が見つからない。このチームには限界がない」と感極まった。

 指揮官は昨季の決勝と同じ11人を先発させた。ベンチスタートのベイルは「とても落胆した。ピッチに入ったらインパクトを残したかった」と闘志を燃やした。決勝弾は途中出場から3分後。後半38分には、ほぼ無回転のミドルでGKのキャッチミスを誘い、ダメ押し点を挙げた。

 前身の欧州チャンピオンズカップを含め13度の優勝は史上最多。まさに黄金期だが、ベイルは「僕はプレーしたい。じっくり考えたいし、代理人とも話す」と移籍の可能性を示唆した。欧州CLで5度の優勝を経験した初の選手となったポルトガル代表FWのC・ロナウドも「Rマドリードにいられたことは素晴らしかった。しばらくしたら答えを出す」と退団をほのめかした。シーズンは終わっても“銀河系軍団”の動向からは目が離せない。

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