東芝、最終節で敗れ逆転4強ならず

スポーツ報知

◆ラグビー トップリーグ最終節 サントリー28―24東芝(24日、味スタ)

 上位4チームによる決勝トーナメント(T)進出を目指した東芝はサントリーに24―28で敗れてレッド・カンファレンス(紅組)3位に終わった。トヨタ自動車が39―33で神戸製鋼を下して同2位。個人賞も確定し、ヤマハ発動機FB五郎丸歩(31)がベストキッカー賞を獲得した。決勝Tは日本選手権を兼ねて来年1月6日に準決勝、13日に決勝が行われる。

 逆転4強への望みをかけて、東芝が激しく戦った。前半3分にFBコンラッド・バンワイク(29)が先制トライを挙げ、守っては出足鋭くタックルを突き刺した。PGを狙える位置でも、強みのFWでトライを取りにいった。しかし、徐々に失速して劣勢に回り、24―23の後半36分、逆転トライを奪われた。NO8リーチ・マイケル(29)は「この試合が決勝だと思っていた。残念」と悔しがった。

 昨年末に本社の経営難が発覚し、昨季はチームも過去最低の9位に終わった。新人の入部を手控えるなど過去最小規模の44人ながら4連敗の後、7連勝して巻き返した。プロップ三上正貴(29)は「職場の方は節目で飲み会を開いてくれたり、サポートしてくれた」と感謝する。結果で返すことはできなかったが、「成長できた。来季につなげる」とリーチ。最多5度の優勝を誇る名門は、新たな希望を見いだし2017年を終えた。

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