【高校ラグビー】国学院栃木、苦戦も初戦突破!久我山と初の“国学院対決”へ

スポーツ報知
前半28分、トライを決める国学院栃木・竹ノ内

◆全国高校ラグビー第1日 ▽1回戦 国学院栃木24―15高鍋(27日・花園ラグビー場)

 開幕し、1回戦8試合が行われた。18年連続23度目出場の国学院栃木は高鍋(宮崎)に24―15で逆転勝ちし、2大会ぶりに初戦を突破した。30日の2回戦で国学院久我山(東京第2)との花園初の“兄弟校対決”が決まった。

 苦しみながらも国学院栃木が初戦を突破した。風下の前半は最大12点差をつけられたが、風上の後半21分にセンター石川輝が逆転のトライを決めて逃げ切った。2回戦はBシードで41度目出場の久我山との“国学院”対決が花園で初めて実現する。18年連続23度目出場の栃木を率いる吉岡肇監督(56)は「兄弟ゲンカです」と鼻息を荒くした。

 両校の創設者である佐々木周二さんは2011年に他界した。生前に「花園で栃木対久我山の試合が見たい」という夢をかなえるため、栃木にラグビー部をつくった。今春に就任した久我山の土屋謙太郎監督(56)は、吉岡監督が「けんちゃん」と呼ぶ親友で久我山高時代のクラスメート。吉岡監督の実家に土屋監督が下宿していたこともある。今季は練習試合でも未対戦で運命的なカードとなった。

 久我山中学出身のSO萩原健太は「3年間、一緒に汗を流した仲間と対戦できる。久我山戦は誰よりも気持ちが入る」と闘志を燃やした。

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