【春高バレー】東海大札幌、“高さ”で24年ぶり全国制覇目指す

スポーツ報知
チームスローガン「爆ぜる」を掲げ、全国制覇へ闘志を見せる東海大札幌チーム

 バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)が4日、東京体育館で開幕する。北海道男子代表の東海大札幌は、初戦(4日)で前回3位の高川学園(山口)と対戦。「爆(は)ぜる」のチームスローガンのもと、先発メンバーに最高到達点平均330センチの高さを武器に、24年ぶり全国制覇に挑戦する。

 「爆ぜる」は、プロ野球日本ハムファイターズが日本一になった2016年に掲げたスローガンで、草木の実などが熟してはじけ飛び散る様を表したもの。近年最強といわる東海大札幌が、古豪復活にかける思いを託し採用した。

 最大の武器は「高さ」。先発6人(平均身長185・2センチ)の最高到達点平均は330センチ(ネットの高さは243センチ)で、歴代道勢最高、今大会出場校でもトップ級だ。納彩杜(おさめ・あやと)主将(3年)は「高川も大きい(先発平均186センチ)ですが、高さを生かしたブロック、強力サーブで壁を崩したい。初戦から“爆ぜる試合”で勢いに乗りたい」と力を込めた。

 チーム最高340センチに届くエース米村恒輝(3年)は昨夏、高校日本代表でタイ遠征、相手ブロックを高さで打ち抜いた。「最後の春高でサイド、速攻、サーブ、バックアタック全てで得点したい」とフル回転宣言。

 日本ハムで“爆ぜた”エンゼルス・大谷翔平(23)と同じ193センチ、チーム最長身の鈴木譲(3年)は故障を克服し初の春高バレー出場。「競技は違っても、二刀流やメジャー挑戦など信念を貫く大谷さんを尊敬している。自分も高さに自信と信念を持って、相手を抑え込みたい」と気合を入れた。(小林 聖孝)

 ◆東海大札幌バレーボール部 1964年、学校(当時・東海大四)創立と同時に創部。1974年高校総体で全国初V、国体と2冠。87年に選抜、総体、国体の3冠達成。92年選抜優勝。94年選抜、総体2冠の合計8回の全国制覇。OBに、センター山田修司(84年ロサンゼルス五輪日本代表主将)、セッター成田貴志(92年バルセロナ五輪代表)ら。

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