【Bリーグ】仙台・高岡ヘッドコーチ、初陣飾れず

スポーツ報知
指揮官初戦で、試合中に指示を出す仙台・高岡HC(右)

◆B2リーグ第16節 山形ワイヴァンズ91―66仙台89ERS(20日・カメイアリーナ仙台)

 東地区4位の仙台89ERSは、同3位の山形ワイヴァンズに66―91で完敗。高岡大輔ヘッドコーチ(HC、36)の初陣を勝利で飾れなかった。

 11月の対戦では山形が連勝。敗れた仙台はその後、後藤敏博前HCのもと、ディフェンス型から攻撃に重きを置くプレースタイルへの転換を図った。それでもチームは浮上せず、年明けに高岡アシスタントコーチがHCに昇格。ディフェンス重視へ再転換した。

 試合前々日には「最初の10分(第1クオーター=Q)で今後が決まる。お客さんが『89ERSは変わった、今までと違うんだ』と感じられるような試合をしたい」と語っていた新指揮官。しかし、立ち上がりに0―7とビハインドを背負うと、試合は第2Qで決まった。相手に厳しく体を当てる守備が機能せず、山形に3点シュートやカウンターを許した。前半で23―46のダブルスコアとなった。

 「選手は気持ちが先走ってガチガチになっていた。しかし、僕の目指すことをやろうとはしてくれている」と高岡HC。「ここでブレたら意味がない」と、あくまでディフェンス型チームの完成を目指す。(須貝 徹)

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