みまひな、ダブルス初V!伊東美誠は混合複と2冠…単で史上3人目3冠へ

スポーツ報知
女子ダブルスで優勝し、手を振って歓声に応える伊藤(左)、早田組(カメラ・竜田 卓)

◆卓球 全日本選手権第6日(20日・東京体育館) ▽女子ダブルス決勝 伊藤美誠(スターツ)・早田ひな(日本生命)3―1梅村優香・塩見真希(ともに四天王寺高)

 女子ダブルス(複)の準決勝、決勝が行われ、伊藤美誠(17)=スターツ=、早田ひな(17)=日本生命=の“みまひなペア”が初優勝を飾った。伊藤は混合複との2冠を達成。21日の女子シングルス(単)で1960年度の山泉和子、2014年度の石川佳純以来となる史上3人目の3冠に挑む。

 結成1年の“みまひな”が熱いハグで喜びを爆発させた。塩見真希、梅村優香(ともに大阪・四天王寺高)組に3―1で勝利。1―1の第3ゲームでは10―5から4点を連取されたが、早田は「ミスしたら指一本切るぐらい、それぐらい命がけで点を取りに行った」と気合を入れた。伊藤も「私もメッチャ思いを込めました」と明かした。

 昨年の世界選手権は結成4か月で「勢いだけで取った」銅メダル。拠点は早田が福岡市で伊藤が大阪市と遠距離だが、年始に4日間の強化合宿を組み、ペアとしては初の全日本に乗り込んだ。伊藤が北海道で買った髪飾りをおそろいでつけ、息もぴったり。「2人で乗り越えられたのがうれしい」と声をそろえた。

 2冠の伊藤には、最終日に史上3人目の3冠がかかる。昨年は5回戦で敗退したシングルス準決勝の相手は石川。「思い切ってやることだけを意識し、優勝を目指したい」と意気込んだ。

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