石垣優香、現役最終戦は美誠が相手「良かった」涙の引退

スポーツ報知
女子シングルス準々決勝 伊藤美誠に敗れた石垣優香

◆卓球 全日本選手権第6日(20日・東京体育館)

 女子シングルス準々決勝で、今大会限りでの引退を表明していた石垣優香(28)=日本生命=が伊藤に1―4で敗退。試合後はコート上で伊藤と抱き合い、観衆から大きな拍手が起こった。「スッキリした気持ち。最後は日の丸を背負う伊藤選手といい試合ができて良かった」と涙を流した。

 カット主戦型でワールドツアー2勝を挙げた。14年の東京世界選手権団体戦では、左足小指疲労骨折で代表を辞退した福原愛(ANA)の代役で3番手を担い、31年ぶりの銀メダル獲得に貢献。準々決勝オランダ戦のリー・ジエとの一戦を「選手として幸せを感じた」とベストゲームに挙げた。今後は子供たちを中心に指導をしていく予定で「これからもずっと卓球に携わっていきたい」と語った。

 ◆石垣 優香(いしがき・ゆか)1989年7月22日、名古屋市生まれ。28歳。9歳から卓球を始め、淑徳大から11年に日本生命入社。世界選手権は09年個人戦(横浜)でシングルス2回戦敗退。14年団体戦(東京)で日本31年ぶりの銀メダル獲得に貢献。ワールドツアーは10年エジプト、16年ブルガリアで優勝。世界ランク最高は19位。160センチ、55キロ。

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