石川佳純、準決勝で伊藤美誠に敗れる「弱気の虫が出て自分に負けた」

スポーツ報知
女子準決勝で伊藤美誠(後方)に敗れた石川佳純(カメラ・堺 恒志)

◆卓球 全日本選手権最終日 ▽女子シングルス準決勝 伊藤美誠4―1石川佳純(21日・東京体育館) 

 2年ぶり5度目の優勝を目指した石川佳純(24)=全農=が準決勝で、伊藤美誠(17)=スターツ=に敗れ、女王奪還はならなかった。

 第1ゲームを11―7で取り、好調な滑り出しに見えた石川だったが、2ゲーム目からは伊藤の強烈なフォアハンドが厳しいコースに決まり始めて苦戦。第4ゲームでは、6―3から8連続ポイントを奪われるなど、流れを完全に失った。

 第5ゲーム序盤ではリズムを取り戻したかに見えたものの、徐々に押し返されて万事休した。昨年決勝で平野美宇に敗れた雪辱を誓って臨んだ今大会。若手の台頭を「大きな刺激をもらっている。すごく感謝している」とエネルギーに変えてきたが、まさかの敗戦。試合後の会見では「1ゲーム目はすごくいいプレーができたが、弱気の虫が出て、2ゲーム目から守りに入ってしまった。全体的に自分に負けた」と、肩を落とした。

 一方の伊藤はシングルスでは初の決勝進出。今大会は混合ダブルス、女子ダブルスと既に2冠。決勝では、1960年度の山泉和子、14年度の石川以来となる史上3人目の3冠に挑む。

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