平野美宇、２連覇に王手！大接戦制し３年連続決勝進出

◆卓球　全日本選手権最終日　▽女子シングルス準決勝　平野美宇４―３永尾尭子（２１日・東京体育館）

　２連覇を狙う平野美宇（１７）が、永尾尭子（たかこ、２２）とのフルゲームの大接戦を制し、３年連続で決勝にコマを進めた。

　第１ゲームこそ落とした平野だったが、２ゲームからは持ち味のスピード感あふれる攻撃でペースを握り、３ゲーム目では、０―０から９連続得点の猛攻を見せるなど、永尾を圧倒するかに見えた。しかし、永尾もサウスポーからの強打などで反撃。第４ゲームを終盤の逆転で取ると、第５ゲームもジュースの末に１３―１１と取り返した。

　後がなくなった前年女王の平野はここから粘った。第６ゲームを１１―５としてタイに持ち込むと、最終ゲーム、ジュースにもつれこむ激闘を１２―１０で制した。勝利の瞬間、ガッツポーズをつくった平野は、６回戦、準々決勝と３戦連続フルゲームを戦い抜き、ファイナリストとなった。

　決勝は、準決勝で石川佳純を下した伊藤美誠との対戦。同世代の「みうみま」の宿命の対決は午後３時試合開始予定だ。