張本も決勝進出!10度目V狙う王者・水谷と夢の決勝実現

スポーツ報知
男子準決勝で森薗政崇を破った張本智和

◆卓球 全日本選手権最終日(21日・東京体育館) ▽男子シングルス準決勝第2試合 張本智和(エリートアカデミー)4―0森薗政崇(明大)

 男子シングルス決勝で、10度目のVを狙う絶対王者・水谷隼(28)と、史上最年少優勝がかかる怪物・張本智和(14)の夢の対決が実現する。

 張本は森薗政崇(22)との準決勝でも、立ち上がりから爆発的な攻撃力を全開にした。強打が決まるたびに「チョレイ!」とアドレナリンを噴出させ、ゲームを支配。4―0のストレートで、決勝へ。勝利の瞬間は、黙って左の拳を突き上げた。

 決勝は第1試合を制した水谷と激突する。昨年6月の世界選手権では大金星。試合後には「前は(勝つ確率は)5パーセントくらいと思っていたが、今回は50パーセント。パフォーマンスがいい方が勝つ。1回勝っているが、挑戦者の気持ちで戦う」と、意気込みを示した。

 前日はダブルスで敗れた水谷に対し「シングルスは絶対に勝てる。最高のリベンジをしたい」と豪語。水谷も「120%の力を出さないと多分負ける。最高の準備をしたい」と迎撃の覚悟を示しており、目が離せない攻防となりそうだ。

 頂上決戦は、午後4時に試合開始予定。勝利の雄たけびが響くのか、それともエース・水谷が挑戦をはね返すか。

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