【Bリーグ】秋田、今季最少50失点で完勝

スポーツ報知
シュートを放つ秋田・白浜

◆B2リーグ第17節 秋田ノーザンハピネッツ71―50仙台89ERS(27日・カメイアリーナ仙台)

 東地区で首位を独走する秋田ノーザンハピネッツは、アウェーで同4位の仙台89ERSに71―50で完勝。秋田は昨季、B1リーグで戦ったライバルに対し第2クオーター(Q)をわずか4失点に抑えるなど、守備面での強さが光り、チームの今季最少失点記録を更新。27勝4敗とした。仙台は今季最少得点に終わり、今月から指揮を執っている高岡大輔ヘッドコーチ(HC、36)は初白星を挙げることができなかった。

 秋田が守備で仙台を圧倒した。試合開始2分15秒で8失点を喫したが、その後はコート全体でマンツーマンディフェンスを展開。パスの出しどころも防ぐ激しさで、仙台に24秒バイオレーション(攻撃側が24秒シュートを放たない反則)を4度も誘い、攻撃の芽を摘んだ。昨季、B1で争ってきた相手にわずか50失点。前節の岩手戦(21日、75―51)を塗り替える今季最少失点に、ジョゼップ・クラロスHC(49)は「出だしの修正ができた後は、守備はほぼ完璧だった」と喜んだ。

 カツが効いた。2018年のリーグ初戦だった岩手戦では守備に甘いところがあった。「22秒守れたとしても、残り1、2秒が甘ければ点は取られる。岩手戦のあと、HCからも『激しさが足りない』と言われたし、今日はその部分を実践できた」とスモールフォワード(SF)白浜僚祐(26)。第4Q序盤に腹部を強打して交代しながら、終盤に再登場してシュートを決める強さも見せ、チームの完勝に貢献した。

 後半戦に入った初戦を圧勝し、これで31戦27勝。東地区の独走状態に入っている。白浜は「1年でB1に戻るため、すべての試合がプレーオフのつもりで戦っている」と力を込める。再び最高峰のB1でプレーするため、激しさを出し切って勝利をもぎ取る。(遠藤 洋之)

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