内山・マクラクラン組、惜敗…デビス杯イタリア戦

◆テニス男子国別対抗戦デビス杯ワールドグループ　第２日▽１回戦　ボレリ、フォニーニ　３―１内山（北日本物産）、マクラクラン（３日、盛岡タカヤアリーナ）

　日本対イタリアのダブルス１試合が行われた。全豪オープン４強のマクラクラン・ベン（２５）と内山靖崇（２５）＝北日本物産＝の日本ペアは、１―３で惜敗した。１５年全豪優勝のシモーネ・ボレリ（３２）、ファビオ・フォニーニ（３０）組に対し６度ブレイクチャンスをつくったが、１度しか生かせず、１勝２敗と追い込まれた。最終日の４日はシングルス２試合が行われる予定。

　マクラクラン・内山組は、１―１の第３セット第１２ゲームで、２度の好機を内山がリターンミスで逃した。「あの１点が取れていれば…」と悔やんだ。ベンも「チャンスはあったが難しかった」と肩を落とした。過去１３度のワールドグループ戦（入れ替え戦を除く）でダブルス勝利は１９２１年の熊谷、清水組、１４年の錦織、内山組の２例だけ。３時間３７分の奮闘も日本の弱点克服とまではいかず、崖っぷちに追い込まれた。