大坂なおみ、セリーナが初めて“カモン!”「やった、と思った」
スポーツ報知
◆テニス マイアミ・オープン第2日 ▽女子シングルス1回戦 大坂2―0S・ウィリアムズ(21日・米フロリダ州マイアミ)
女子シングルス1回戦で世界ランク22位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、元1位で4大大会最多の通算23勝を誇るセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を破った。前週のBNPパリバ・オープン(OP)でツアー初優勝を果たした勢いのまま、憧れの元女王にストレート勝ちし「夢がかなった」と喜んだ。日本時間24日の2回戦では同4位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)に挑戦する。
―なぜセリーナは特別な存在なのか。
「テニスを始めた一番の理由が彼女。大好きな選手。普通の相手と同じと考えるのは難しかった」
―どんな難しさがあったか。
「サーブを打つ時に、何をしてくるんだろう?と思った。相手を見過ぎると狂わされるので、あまり見ないようにしていた」
―(前戦の)決勝とは違う緊張だったか。
「うまく表現できないけど、特定の相手に対する緊張で初めてのものだった。決勝はいつもとは違う状況への緊張だった」
―うれしかったことは。
「(セリーナが)試合中にカモン!(ショットが決まった時などに言う)を全然言っていなかった。初めて言った時は、やった、と思った」
◆マイアミ・オープン 4大大会の次に優勝獲得ポイントが高く、トップ10選手に出場義務があるプレミア・マンダトリー(マンダトリーは義務の意味)の1つ。前週のBNPパリバ・オープンと同格で、本戦出場は96人。優勝すると賞金134万860ドル(約1億1889億円)と1000ポイントが得られる。