【Bリーグ】秋田、20連勝でB2東地区V!…14試合残しPO出場決定

スポーツ報知
地区優勝を決めた秋田。田口主将(5番)はシャーレを掲げ、クラロスHC(左端)も笑顔

◆プロバスケットボール B2リーグ 秋田76(12―13、20―14、25―18、19―12)57群馬※秋田はプレーオフ進出(25日・ヤマト市民体育館前橋)

 秋田ノーザンハピネッツが46試合目(42勝4敗)で東地区優勝を果たした。優勝マジック2で迎えた群馬戦に勝ち、20連勝。東地区2位の福島が金沢に敗れたため、14試合残しての独走V。5月のB2プレーオフ(PO=3地区の各1位とワイルドカードの計4チーム)進出を決めた。

 あくまで通過点だ。「正直、そこまでうれしいとかはない。PO出場が決まっただけ。地区優勝は(ブースターなど)皆さんに喜んでもらえれば…」。くしくも28歳の誕生日に手にしたタイトルだったが、SG田口成浩主将は、冷静に言い切った。

 Bリーグ初年度の昨季は、B1全体で16位。横浜との残留POは第3戦にもつれ、ブザービーターで敗れた。今季の目標はPOを勝ち抜き、1年でB1復帰すること。ジョゼップ・クラロス新ヘッドコーチ(HC)が就任し「出場時間をシェアしながら全員が激しいディフェンスを仕掛ける」という戦術を追求した。「今はHCの言っている意味がわかる」と田口。B2トップの攻撃力を持つ群馬を、24日は58点、この日も57点に抑えたのは“クラロス流”が浸透した証しだ。

 「1試合で全てが決まるということを、昨季の経験で学んだ。(レギュラーシーズンの)残り試合も、ここからPOが始まるという気持ちで戦う」。1年前はぼう然とコートに座り込み涙した主将が、たくましさを増してポストシーズンに臨む。(須貝 徹)

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