水谷隼、「今日はパンツ履いてます」多彩なサーブも披露

スポーツ報知
子どもたちにプロの技を見せる水谷隼(左は上田仁)

 卓球の16年リオ五輪男子シングルス銅、団体銀の水谷隼(28)=木下グループが15日、2月のW杯団体戦で銀メダルに貢献した上田仁(26)=シェークハンズ=とともに茨城・水戸市で行われた「水谷隼選手と卓球フェスティバル in 水戸」に参加した。

 イベントには水戸市内の小中高生ら約2000人が集まった。子どもたちから「今日はパンツ履いてますか?」と試合にノーパンで臨む水谷にお約束の質問が飛ぶと、「今日はパンツ履いてます。やはり今日は派手なパフォーマンスがしたいので、危険なことは避けました」と回答。その言葉通り、「20種類ある」という多彩なサーブを実演するなど、トップ選手の技を次々と披露。上田とのエキシビジョンマッチでは、緩いボールに対して卓球台をダッシュで1周して返球するなど、さまざまなプレーで盛り上げた。

 上田も男気で会場を沸かせた。前日に立ち寄った卓球用品店で、約2万5000円で販売されていた水谷の直筆サイン入りラケットを自腹で購入。最後に行われた抽選会の景品としてプレゼントし、子どもたちの歓声を浴びた。Tリーグ参戦を視野に3月からプロに転向した26歳は「(プロは)自分が頑張ることもですけど、違う見せ方も必要になってくると思う。自分も今後、卓球の魅力を伝えるために、試合と違うエンターテイナー的なところもやっていかないとなという気持ちも感じてます」と自覚を漂わせた。

 水谷は今月29日から世界選手権団体戦(スウェーデン)に出場する。閉会式では「前回は中国に敗れて銀メダルだったので、そのリベンジを果たせるように頑張ってきます」と力強く宣言。大一番を2週間後に控えた中でのイベントだったが「僕らは子どもたちを楽しませようと一生懸命やっていたんですけど、自分たちも楽しくやらせてもらいました」とパワーを得た様子だった。

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