【Bリーグ】秋田、B2全体1位確定でプレーオフ本拠地開催決定

スポーツ報知
片手でダンクシュートを決めた秋田・カヨール

◆プロバスケットボール B2リーグ 秋田72―63山形(28日・CNAアリーナ★あきた)

 東地区で既に優勝を決めている秋田ノーザンハピネッツは、ホームで同3位の山形ワイヴァンズに72―63で快勝し、今季50勝目(6敗)。西地区優勝の福岡が愛媛に75―81で敗れたため、全体1位が確定し、5月12日から始まるB2プレーオフはすべてホーム開催が決まった。ポイントガード・志村雄彦(35)が今季限りで引退する東地区4位の仙台89ERSは同2位の福島ファイヤーボンズに73―86で敗れた。

 勝利を確信した秋田のメンバーは、一様に安どの表情を浮かべながら、終了のブザーを聞いた。第3クオーター(Q)では同点に追いつかれながら、最終Qに山形を再び突き放して、72―63。今季の勝ち星を50に積み上げた。ジョゼップ・クラロス・ヘッドコーチ(HC、49)は「厳しい戦いだったが、声援が力になった」と、3505人詰めかけたファンに感謝。試合後、福岡が敗れたため、全体1位が確定した。

 苦境を乗り切った。攻守の要のパワーフォワード(PF)カディーム・コールビー(28)が21日の仙台戦で2度のテクニカルファウルを受けて出場停止。残る2人の外国人選手の負担が多くなったが“代役”として先発したPFクリス・カヨール(33)がチーム最多の17点。ダンクも3本決め、会場に一体感をもたらした。「(コールビーがいない)穴を埋めようと思い集中できた」と胸を張った。

 プレーオフは全てホームでの開催が可能。心強いファンとともに1季でのB1復帰を目指せる。「プレーオフで勝てなければ、今まで積み上げてきたものがなくなる。一つ一つ勝つことだけ考える」と指揮官。目の前の試合に集中して、歓喜を分かち合う。(遠藤 洋之)

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