張本、進化へ課題は表情

スポーツ報知

 【ハルムスタード(スウェーデン)7日=林直史】卓球の世界選手権団体戦に初出場した男子日本代表の張本智和(14)=エリートアカデミー=が、5位に終わった悔しさをバネに進化を誓った。全試合に出場し、相手の主力と対戦を重ねて5勝2敗と奮闘も「目標は個人の全勝だった。どんな不利な状況でも勝てるような実力をつける」と決意した。

 今大会は倉嶋洋介監督に「苦しい時でもダメな顔をするな」と指摘され、試合中の表情を意識。「今までは結構、顔に出やすかった。まだ全然できてないけど、顔に出ていると『あ、弱ってるな』と見える」と今後も課題にしていく。

 ラケットのラバーも新調する。6日の練習で「もう一つ上のボールが打てるように」とバック側に反発力の高い硬めのものを貼り、好感触を得た。倉嶋監督も「ボールの威力も出る」と29日からの中国オープンで試させる考えだ。ただ張本は「最後は技術。ラバーに頼りすぎずに練習していくのは変わらない」。信念を持って成長を続ける。

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