【Bリーグ】山形、仙台が新体制へ着手

スポーツ報知
山形県庁を訪れた山形の佐藤正成主将(右)は、吉村美栄子県知事に、サインの寄せ書き色紙とユニホームをプレゼント

 Bリーグ2部(B2)東地区3位に終わった山形ワイヴァンズと同4位の仙台89ERSが、今秋からの2018―19年シーズンへ向け、新体制作りに着手した。山形は小関ライアン雄大ヘッドコーチ(HC、29)が今季限りで退くことが8日、明らかになった。仙台も、1月にアシスタントコーチ(AC)から昇格した高岡大輔HC(36)の退任が確実となった。

 山形は今季、秋田前ACのジョセフ・クック氏(33)を“最高指揮官”として招聘(しょうへい)した。クック氏がHCのライセンスを持っていなかったため、球団独自のポスト「エグゼクティブコーチ(EC)」の肩書を与えた。HCには鹿児島ACだった小関氏を据えてクックECをアシストするという“二頭体制”で臨んだが、成績が伸びず。クックECは3月末に「選手とのコミュニケーションの問題」(山形・吉村和文社長)等の理由で解任した。

 その後は石川裕一AC(27)と小関HCが指揮を執った。結局、地区3位ながら25勝35敗という成績に終わった。

 来季のスタッフについて、吉村社長は8日、「ACではなく、トップの経験が長い人を指揮官に据える」と話した。〈1〉Bリーグ他球団のHC〈2〉日本代表レベルの指導者〈3〉海外でのコーチ経験を持つ、外国人指導者の3人の候補と接触中であると明言し、「5月中にメドをつけ、6月に発表したい」と語った。

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