【Bリーグ】千葉、4強王手!2冠へ着々

スポーツ報知

◆B1リーグ ▽CS準々決勝 千葉87―65川崎(12日)

 天皇杯との2冠を狙う千葉が、昨季準優勝の川崎を87―65で破り、チャンピオンシップ(CS)準決勝進出に王手をかけた。千葉は今季チーム最多タイとなる計15本の3点シュートを決め圧勝。ポイントガード(PG)・富樫勇樹(24)は「今日と同じ気持ちであと1試合戦う」と4強進出へ気持ちを高めた。中地区2位の名古屋Dが71―69で西地区1位の琉球を撃破。昨季王者の栃木は63―77で三河に敗れた。

 リングに吸い込まれるかのように次々と3点シュートを沈めた千葉が、優勝候補の一角・川崎を撃破した。第1クオーター(Q)に8本の3点シュートを決め、一気に流れをつかんだ。4選手が3本ずつ3点シュートを成功させるなど、総合力で相手を圧倒。司令塔の富樫が「チーム5人でボールを動かして、得点を取れた。僕が(試合のコントロールで)やることなかった」と言うほど5人が絶妙に連動。流れるようなパス回しで川崎の守備を振り切り、幾度も絶好のチャンスを作って得点につなげた。

 千葉が制した東地区は、6チーム中、昨季のCS出場5チームがひしめきあう激戦区。厳しいレギュラーシーズンを戦い抜き、築き上げた「堅守速攻」スタイルが大一番で発揮された。初のCS準決勝へ、あと1勝。富樫は「次も(試合の)出だしが大事。平常心であと1試合戦う」と冷静に勝利をつかみにいく。

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