【Ｂリーグ】秋田、Ｂ２優勝に王手！攻めの守備＆最強ブースターで８点差逆転

◆プロバスケットボール　Ｂ２プレーオフ　▽決勝第１戦　秋田８３―６９福岡（１９日・ＣＮＡアリーナ★あきた）

　秋田ノーザンハピネッツ（東地区優勝）が、プレーオフ決勝第１戦で福岡（西地区優勝）を下し、Ｂ２優勝に王手をかけた。

　福岡とは今季、敵地で１勝１敗。４月１日には連勝を２２で止められた難敵だ。しかし、今回は秋田のホームでの大一番。持ち前の“攻めのディフェンス”と、熱狂的なブースターが逆転勝ちをもたらした。

　第２クオーター（Ｑ）途中で最大８点差をつけられたが、「福岡がどれだけ強いかを選手自身が確認し、試合が変わった」とジョゼップ・クラロスＨＣ（４９）。後半からは、激しく体を寄せる守備が福岡のミスを誘った。

　ＳＦ白浜僚祐（２６）は、この日チーム３位の１１得点に、同トップの８アシスト。体を張った守備でも貢献した。「常に（守備の）“圧”をかけ続け、ボールをもらったら思い切りドライブしたりシュートを打つことを心掛けた」。大ブーイングで福岡のフリースロー成功率を５０％（１８本中９本）に抑えた秋田ブースターには「僕らにとって最高のアドバンテージ」と感謝した。

　２０日の第２戦で勝てば、文句なしの優勝。敗れた場合は５分ハーフの第３戦を行い、決着を付ける。既に来季のＢ１復帰は決まっているが、白浜は「明日必ず勝ってＢ２で優勝し、Ｂ１に乗り込みます」とブースターに約束した。（須貝　徹）