負傷QBの父・奥野さん、改めて日大指揮陣に「絶対に許されないこと」…謝罪会見受け

スポーツ報知
被害選手の父親・奥野康俊氏

 アメリカンフットボールの定期戦での悪質なタックルで、関学大のQB(クオーターバック)を負傷させた日大3年のDL(ディフェンスライン)宮川泰介選手(20)が22日、都内で記者会見し、当該プレーは内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)コーチの指示に従って行ったことを説明した。

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 悪質タックルを受け負傷したQBの父で大阪市議の奥野康俊氏(52)は関学大を通じて怒りのコメントを発表した。宮川選手が会見で反則行為について内田前監督、コーチからの指示だったことを明言。奥野さんの怒りの矛先は明確に指導陣へと向かい「激しい憤りを覚える。(日大の内田前)監督やコーチが最初から自分の息子をけがさせようとしていた。絶対に許されないことだ。強制し、追い詰めるやり方は社会のルールを全く逸脱している。被害届を取り下げる準備もあったが、今回の会見を見て刑事告訴も検討せざるを得ない状況だ」とした。

 一方で、宮川選手については「自分のしてしまったことを償い、再生していただきたい。勇気をもって真実を話してくれたことに感謝する」との思いを記した。大阪府警に提出された被害届は22日に警視庁調布署に移送されたことが分かった。警視庁が傷害容疑を視野に捜査する。

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