日本、米国にストレート負け 勝負どころで連携ミス…バレーボール女子

スポーツ報知

◆バレーボール女子 ネーションズリーグ豊田大会第1日 米国3―0日本(22日、豊田市総合体育館)

 女子の国際大会で、今季の国内初戦に挑んだ世界ランク6位の日本は、同2位でリオ五輪銅メダルの米国と対決。身長190センチ超の選手を4人そろえる強敵にストレート負けを喫した。大会の通算成績は1勝3敗となった。23日は同13位のベルギーと対決する。ワールドグランプリに代わり今年から新設された大会。16か国総当たりで1次リーグを行い、開催国(中国)を含む上位6か国がファイナルラウンドに進む。

 08年から五輪3大会連続表彰台の米国に実力差を見せつけられた。身長190センチ超から打ち込まれる強力なスパイクに加え、左右から多彩な攻撃を繰り出す米国を攻略できず。中田久美監督(52)は「反省点ばかり。悔いが残る」と厳しい言葉を並べた。課題としてきたサーブとサーブレシーブが「全く機能しなかった」と指揮官。第1、2セットは大量リードを許す展開。第3セットこそ、23―23と接戦に持ち込んだが、勝負どころで攻撃の連係でミスが続き、力尽きた。

 今大会は東京五輪を見据え、若手の育成に重きを置く。27歳の石井優希(久光製薬)がチームトップの13得点を挙げれば、最年少の黒後愛(19)=東レ=が第1セット途中で交代後、サービスエースを決めるなど、要所で役割を果たしたことは収穫だ。次のベルギー戦に向け、石井は「どんなプレーでも点を取っていく」と気持ちを入れ直した。

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