日大アメフト選手の言葉に元日本代表が涙「そういう指導者に会ってしまった彼の不運を嘆きたい」
スポーツ報知

元アメリカンフットボール日本代表でスポーツキャスターの近藤祐司氏(44)が23日放送のTBS系「ひるおび!」(月~金曜・前10時25分)に生出演し、アメリカンフットボールの定期戦での悪質なタックルで、関学大のQB(クオーターバック)を負傷させた日大3年のDL(ディフェンスライン)宮川泰介選手(20)の記者会見に涙を流した。
会見で宮川選手は「アメリカンフットボールを続けていく権利はない」などと明かした。この言葉に近藤氏は涙を流し「指導者としてこういう風に生徒を思わせるに至った本当に二度とこういう風に選手に思ってプレーをしてもらいたくないですし。この言葉がすべてだと思いますし。大学に入ってフットボールが楽しくなくなったすべてだと思いますし」と言葉を詰まらせた。
さらに「自分の痛みを知って、それで人の痛みを知れとボクは指導者に言われてきましたし、人を傷つけて何かを達成しようっていうことなど1回も教えられたことなどないですし。そういう指導者に会ってしまった彼の不運を嘆きたいですね」と涙を拭きながら選手の気持ちに思いを馳せていた。