奥原希望「相手を崩す駆け引きができた」…ユーバー杯から帰国

スポーツ報知
バドミントン・ユーバー杯から帰国した日本女子代表の選手たち

 バドミントンの国・地域別対抗戦トマス&ユーバー杯(バンコク)日本代表が28日、成田空港に帰国した。女子ユーバー杯のシングルスで6戦全勝し、37年ぶり優勝に貢献した奥原希望(23)=日本ユニシス=は「自分らしい、ラリーの中で相手を崩す駆け引きができた」と手応え。昨秋の右膝負傷から完全復活へ足がかりをつかんだ。

 今大会に向けては「人生で一番というくらい、自分の試合の動画を見ていた」と分析を重ねた。理想の動きができていると感じたのは16年の全英オープン優勝時や、銅メダルに輝いたリオ五輪のプレー。「(比べて今は)流れていく動きがぎこちなかった。ひもをほどいていくように課題を見つけていった」。国際大会で白星を積むにつれ、力も徐々に戻りつつある。

 今夏は、2連覇がかかる世界選手権(7月30日開幕、中国・南京)が控える。「ディフェンディングチャンピオンになることは考えすぎず、今の自分の力をしっかり出したい」とうなずいた。(細野 友司)

スポーツ

×