【Bリーグ】三河・比江島慎がMVP獲得「頭が真っ白」

スポーツ報知
Bリーグの年表彰式でMVPに輝いた比江島慎

 プロバスケットボール男子Bリーグの年間表彰式が30日、東京都の恵比寿ガーデンプレイスで行われた。17―18年シーズンの最優秀選手賞(MVP)には比江島慎(26)=三河=が初選出された。壇上で受賞を知り、「頭が真っ白で何を話すかも決まっていない」とパニックに。それでも「たくさんの方々に感謝したい」と喜んだ。

 今シーズンは4月下旬に母・淳子さんを亡くし、苦しい精神状態の中でもチームの勝利のため、コートに立ち続けた。母について問われると、無言でうつむき、目に涙を浮かべる場面も。「最後こういう(MVPという)賞をとったところを見せてあげたかった。報告したいと思います」と語った。

 チームはくしくも2年連続でチャンピンシップ(CS)4強だったが、比江島はチームのエースとして、1試合平均12・9得点をマーク。特に接戦にもつれ込んだ試合など、勝負所では自ら得点を奪いに行き、幾度もチームを勝利に導いてきた。26日CS決勝は会場で観戦し「この特別な雰囲気を(来年)味わいたいと思った。この(MVPという)賞に恥じないプレーをしていきたい」と意気込んだ。

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