【Bリーグ】三河・比江島が初MVP

スポーツ報知

 プロバスケットボール男子Bリーグの年間表彰式が29日、東京の恵比寿ガーデンプレイスで開催された。屋外で行われ、約150人の立ち見客も集まった。昨季サッカーJ1で優勝した川崎の中村憲剛(37)と小林悠(30)が、プレゼンターとして登場。最優秀選手賞(MVP)には三河の比江島慎(27)が初選出され「頭が真っ白。(選ばれるのは)1、2%くらいだと思っていた。ビックリ」と予想外の受賞に照れ笑い。4月下旬には母・淳子さんを亡くし、苦しい精神状態の中でもプレーを続けた。「物心ついた時からシングルマザーで育ててくれた。報告したい」と目には涙を浮かべた。

 今季1試合平均12・9得点。チームはチャンピオンシップ(CS)で2年連続4強にとどまったが、比江島は勝負どころや試合終盤などプレッシャーのかかる場面でもシュートを決め、エースとして活躍した。

 ◆馬場が新人賞 新人賞には、CS決勝で14得点と優勝に貢献した馬場雄大(22)=A東京=が選ばれた。昨年春、筑波大4年ながらプロ選手に。パワフルなダンクシュートなどで会場を沸かせた。今季のオールスターはけがで出場こそならなかったが、田臥勇太(栃木)ら人気選手を上回る11927票でファン投票1位にもなった。「この賞に甘んずることなく、精進していきたい」と表情を引き締めた。

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