日大評議員が生出演、田中理事長の進退に「必要というグループと刷新した方がいいという二つの声がある」
スポーツ報知

1日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題に関連し日大の評議員で日大校友会副会長の筒井隆弥氏が生出演した。
小倉智昭キャスター(70)から定例の理事会で「今回の件はそろそろ問題として取り上げられるんじゃないですか」と聞かれると「避けて通れない事態だと思っています」と筒井氏は明言した。
小倉氏から「執行部の動きで見えるものはありますか」と質問されると、「対応が理解できない方々が多い。その行動の遅さが目立ちます」と述べた。
日大教職員組合が、田中英寿理事長(71)宛ての「要求書」を提出。教職員組合は大学への信用を失墜させたとして、内田正人前監督(62)が常務理事や保健体育審議会事務局長など全ての職から退くことを要求した。こうした事態に筒井氏は「130周年事業もやっている最中で寄付金も募っているところですから、動揺がもっともっと広がるのではないかなと心配しています」と明かした。
こうした状況で小倉氏は筒井氏に「現在の田中理事長は必要なんですか」と聞くと「必要だというグループと、この際刷新した方がいいのではないかという二つの声があることは事実です」と明かした。筒井氏自身の考えを小倉氏が聞くと「評議員として今までタッチして、これから大学の病院の改築、芸術学部の改築を含めていくと今、大変な時期だと思っています」とした上で「銀行からも借り入れをやることも含めて評議員会で承認したばかりでありますので、そういった意味においては内情を知っている者からすると、これに変わる人がいるのかなという声はあると思います」と明かしていた。