日大アメフト部・内田正人前監督、常務理事辞任 「学内外に多大な迷惑をかけた」と日大発表
スポーツ報知

日大アメリカンフットボール部の前監督・内田正人氏(62)が一連の悪質タックル問題の責任を取って5月30日付で常務理事、理事を辞任したことが1日、分かった。
この日、日大本部で行われた理事会で承認し決定した。日大は辞任理由を「今回学内外に多大な迷惑をかけた」と発表。さらに「大学としまして、改めて被害選手及び保護者並びに関西学院大学アメリカンフットボール部の関係者の皆様、そして本学学生、教職員、校友をはじめ、関係各位にも深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
内田氏は、今回の問題でこれまでに監督を辞任。常務理事の職務については一時停止し謹慎となっていた。また、関東学生連盟から事実上の永久追放を意味する除名処分を受けていた。
内田氏に関しては日大教職員組合が31日、都内で田中英寿理事長(71)宛ての「要求書」を提出し、大学への信用を失墜させたとして、内田氏が常務理事や保健体育審議会事務局長など全ての職から退くことを要求していた。
また、負傷した関学大のQB選手側が内田前監督と井上奨(つとむ)前コーチについて傷害容疑で告訴状を提出し、受理された。今後、警視庁は捜査を本格化させるとみられる。