穂積絵莉、五輪切符へ「優勝しかない」

スポーツ報知

 日本テニス協会は1日、8~9月のジャカルタ・アジア大会の代表男女各5人を発表。優勝で2020年東京五輪の出場資格を得られるシングルスにはリオ五輪女子ダブルス代表の穂積絵莉(24)=橋本総業=ら4人が出場。個人での日本代表内定第1号を目指す。

 全仏オープンに出場中の穂積は「4年前にアジア大会に出場して初めて五輪を意識した。優勝しかない」と五輪切符に強い意欲をみせた。試合期間が8月19~25日で全米オープン(同27日開幕)との両立が難しい。悩んだ末「東京五輪に出るチャンスを広げたい」と決断した。日本協会は錦織圭、大坂なおみ(ともに日清食品)らにも出場の意思を確認。希望者のうち、シングルス男女各2人は5月7日付世界ランク上位2人を選出した。土橋登志久強化本部長は「出場が早く決まれば暑熱対策などもできる。出場権を取りにいきたい」と話した。

 ◆東京五輪への道 男女シングルスは各64人で1か国最大4人が出場。20年6月8日付の世界ランク上位から56人が決定し、残り8人は今夏のアジア大会などの各地域予選勝者ら。予選勝者は同日時点の世界ランク300位以内で、ランク上位に同国の4人が入らない場合に権利を得る。現時点で100位以内の日本女子は2人で、ランクで4枠が埋まる可能性は考えにくい。

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