ジョセフ日本、韓国出身の具先発「スクラムで勝つ」
スポーツ報知

◆ラグビー国際テストマッチ リポビタンDチャレンジカップ2018第1戦 日本代表―イタリア代表(9日、大分銀行ドーム)
イタリア代表とのテストマッチ第1戦に挑む日本代表登録メンバー23人が7日に発表され、韓国出身の“怪力プロップ”具智元(グ・ジウォン)が先発入りした。勝敗のカギを握るスクラム戦に向け、ジョセフHCが層の厚いプロップ陣の中から抜てき。183センチ、122キロの巨漢で、スクワットの負荷がチーム随一の240キロという馬力男は「スクラムで勝つ」と宣言した。
元韓国代表プロップの父・東春さんからスクラムの英才教育を受け、小学6年時にはニュージーランドにも留学。拓大を経て今春、ホンダに入団した。高校、U20の各日本代表も経験し、今季のスーパーラグビー・サンウルブズでは縁の下の力持ちとして「日本代表3番」の有力候補に育った。
6日夜には15年W杯代表の堀江、稲垣ら前3列陣との食事会に参加した。堀江から“具だくさんの日本代表の心得”を注入され「日本代表として19年W杯に出るのが目標。夢をかなえたい」とハングリーになっていた。(小河原 俊哉)