7人制ラグビー、サッカーW杯に刺激「ぜひその上を行きたい」8強狙う

スポーツ報知
W杯仕様の新ジャージーを身に着け健闘を誓った(左から副島、小沢、長田、中村、平野、大黒田、松井、橋野)

 7人制ラグビーW杯(20~22日、米サンフランシスコ)の男女日本代表が8日、都内で発表された。16年リオ五輪4位の男子を率いる岩渕健輔ヘッドコーチ(42)は、20年東京五輪でメダル獲得への試金石となる史上初の8強入りを目標に掲げた。15人制の19年W杯に人材が流れ、リオ代表が坂井と副島の2人だけと苦戦するが、指揮官は「現時点でのベストメンバー」と強調した。

 W杯はトーナメント方式で行われ24チームが出場。日本は初戦のウルグアイに勝てば8強入りをかけてリオ五輪金メダルでシード国のフィジーと激突する。日本協会の岡村正会長(79)は、サッカーのロシアW杯で16強入りした西野ジャパンに対抗意識を燃やし「我々はぜひその上を行きたい。恥ずかしくない成績を残し、日本代表のインテグリティー(高潔さ)を世界に示して欲しい」と話した。

 ○…W杯未勝利の女子もまた初の8強入りを掲げ、10位だったリオ五輪に続き主将を託された30歳の中村は「初戦のフランス戦は先手必勝でいく」と意気込んだ。最年少18歳の平野や、競技歴1年半で50メートル走6秒7の快足・大竹らを含め13人中4人が10代と大幅に若返った。中村主将は「全敗した前回13年のように『メダル取ります』とかこの状況で言いたくないけど、最適な高さの壁を突破する力は持っている」と話した。

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