寿以輝ケガから復帰 1年2か月ぶりリングでデビュー7連勝

スポーツ報知
デビュー7連勝とした辰吉寿以輝(左は父の丈一郎)

◆報知新聞社後援 ドラマチックボクシング ▽8回戦 ○辰吉寿以輝(KO 3回2分19秒)ノーンディア・ソーバンカル●(24日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(47)の次男・寿以輝(21)=大阪帝拳=がメインのスーパーバンタム級(55・3キロ以下)8回戦で、タイ同級1位のノーンディア・ソーバンカル(22)を3回KOで下しデビュー7連勝。通算成績は寿以輝が7勝(5KO)、ノーンディアが18勝(4KO)16敗。

 寿以輝が父譲りの強烈な左ボディーブローで決めた。2回に続き3回にも右ストレートでダウンを奪い、立ち上がってきた相手の右脇腹に左を打ち込んだ。両親、兄、昨年のクリスマスイブに結婚した妻・優さん(20)、7月に誕生した長女・莉羽(りう)ちゃんら家族に見守られる中、3連続KOでA級(8回戦以上)デビューを飾り「久々で緊張した。もっとスカッと勝ちたいけど、試合ができて良かった」。

 今年は2、7月とけがで試合を2度延期。1年2か月ぶりのリングで連勝を伸ばした。父は「最初にダウンを奪った時、あのまま仕留めなアカン。この忙しい時期に」と笑顔でダメ出し。愛妻も「カッコ良かった」。自らも父親となった寿以輝は「来年も全勝でいく」とタイトル戦実現へ突き進む。

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