田口良一、セカオワSaoriから刺激受け、日本人初の統一王者で防衛戦だ

2017年12月30日7時0分  スポーツ報知
  • WBA・IBF世界ライトフライ級の統一戦を控え、予備検診を受けるWBA王者の田口(カメラ・川口 浩)
  • 笑顔で写真撮影に応じた田口(左)とIBF同級王者のメリンド

 ◆報知新聞社後援 プロボクシング トリプル世界戦 ▽WBA・IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座統一戦12回戦 田口良一―ミラン・メリンド ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 木村翔―五十嵐俊幸 ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 京口紘人―カルロス・ブイトラゴ(31日、東京・大田区総合体育館)

 WBA世界ライトフライ級王者・田口良一が王座統一を果たし、日本人選手初の偉業へ向かう。トリプル世界戦(報知新聞社後援)の予備検診が29日、都内で行われた。IBF王者ミラン・メリンドとの王座統一戦を制した後は、どちらの王座も返上せず、2つのベルトを懸けて防衛戦を行う意向。2団体統一王者として防衛戦に臨めば日本人選手初となる。WBO世界フライ級王者・木村翔、同級1位・五十嵐俊幸ら、出場する6人に異常はなかった。

 まさかの友好ムードに、田口は苦笑した。検診を終えメリンドと握手。写真撮影では両者がバチバチの戦闘モードに…と思いきや、メリンドに肩を抱かれるなどフレンドリーな雰囲気に。「そうされると思っていなかったのでビックリした。(握手は)ソフトタッチでしたね」と笑わせた。

 予備検診では困惑顔だったが、先に見据えているものがある。WBA・IBFの2団体統一王者となった暁には、「両方のベルトを懸けて防衛戦をやってもいいと思う」と明かした。日本人選手で複数団体の統一王者となったのは、WBA・WBCミニマム級の井岡一翔、WBO・IBF同級の高山勝成の2人。だが、両者は共に防衛戦を行う前に一方の王座を返上している(井岡は最終的に両タイトルを返上し階級変更)ため、統一王者として防衛戦に臨めば日本人選手で初となる。

 最近は背中を押す出来事もあった。中学の同級生で人気ロックバンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriとして活動する藤崎彩織(31)の初小説「ふたご」が、第158回直木賞候補にノミネートされた。「すごいですよね。刺激になる」。今年は合同誕生会を開催するなど親交が深く、音楽と作家という異なる世界で活躍する同級生に触発された。

 自身も2つのベルトを手にして、日本人選手初の偉業へ歩みを進めたい。ただ、必要以上に力が入っているわけでもない。「(統一戦を)気にし過ぎてプレッシャーを感じて、実力を発揮できないのが一番困る。いつも通りと思っている」。防衛戦は7度目。「相手も強いけど勝つのは自分」と言い切った。(三須 慶太)

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