田口良一、V7で2団体統一王者! 3―0判定勝ちで日本人3人目の快挙

スポーツ報知
田口良一(右)はミラン・メリンドを下して2団体統一王者となった

◆報知新聞社後援 プロボクシング トリプル世界戦 ▽WBA・IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座統一戦12回戦 ○WBA王者・田口良一(判定3―0)IBF王者・ミラン・メリンド●(31日、東京・大田区総合体育館)

 WBA王者・田口良一(31)=ワタナベ=がIBF王者・ミラン・メリンド(29)=フィリピン=を3―0の判定で下してV7を達成し、2団体統一王者となった。2団体統一王者は井岡一翔、高山勝成に次ぎ日本人で3人目の快挙。田口は「苦しかったけれど勝てて良かった。2つのベルトを巻いて感慨深い」と喜んだ。

 田口は1回、メリンドの左アッパーが左目付近に入る場面がありヒヤリとしたが、徐々に相手の攻めを封じ、左ボディーでIBF王者の体力を奪った。

 そして8回を過ぎると、田口がメリンドをロープ際まで追い詰め始めた。9回には相手に頭がぶつかり、田口の左頭部から出血した。

 それでも、田口は10回を優位に進め、12回まで戦い判定で統一王者となった。ジャッジは116―112、117―111、117―111と田口を支持した。

 ◆田口 良一(たぐち・りょういち)1986年12月1日、東京都生まれ。31歳。東京・芝商高3年でワタナベジム入門。2006年プロデビュー。07年に全日本ライトフライ級新人王。13年4月に日本ライトフライ級王者。同8月に井上尚弥(大橋、現WBO世界スーパーフライ級王者)に判定で敗れ陥落。14年12月に世界初挑戦でロセル(ペルー)を破り、WBA世界ライトフライ級王座獲得。右ボクサーファイター。

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