ベラミー、1年ぶりの試合に勝利“納豆パワー”ベルト奪回へ

スポーツ報知
シラチャイ(右)に2回TKO勝ちしたベラミー

◆報知新聞社後援 プロボクシング ダイナミックグローブ ▽8回戦 ○チャールズ・ベラミー(2回1分10秒 TKO)チャイラック・トー・シラチャイ●(20日、東京・後楽園ホール)

 元日本・東洋太平洋スーパーウエルター級王者チャールズ・ベラミー(36)=横浜光=が、1年ぶりの試合となったウエルター級ノンタイトル8回戦を制した。チャイラック・トー・シラチャイ(20)=タイ=に2回1分10秒でTKO勝ち。14年1月に返上した東洋太平洋のベルト奪回へ向けて弾みをつけた。ベラミーの戦績は27勝(18KO)3敗2分け。シラチャイは10勝(3KO)2敗。

 ベラミーは1回終盤にラッシュを浴びたが、2回に左右のボディーを連打。ガードが下がると、右ストレートを放ってTKO勝ちを決めた。「36歳だけど体は元気ね。まだまだできる!」。セミファイナルの予定だったが、同門でメインに臨むはずの日本バンタム級王者・赤穂亮(31)が16日深夜に急病で棄権。代わりに熱い試合を届けた。

 01年に来日した米国人。最初は日本食に慣れなかったが、今では納豆ピザが大好物。8キロの減量も難なくクリアし、計量後の前夜は納豆で力をつけた。日本語はたどたどしいが「今は納豆、すし、ラーメン、どれでも食べられる」と親日家だ。

 日本スーパーウエルター級王座を5度、東洋太平洋同級王座を8度防衛。同年5月にIBF世界同級2位決定戦で敗れた。「納豆ピザはあしたの夜ご飯。東洋太平洋の王者になりたい」。“納豆パワー”で再び東洋太平洋のベルトを狙う。(浜田 洋平)

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