具志堅会長、比嘉の相手にチクリ 体重2キロ超え告白も「3キロはある」

スポーツ報知
比嘉大吾

◆プロボクシング世界戦 ▽WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦 王者・比嘉大吾―同級9位・モイセス・フエンテス(2月4日・沖縄県立武道館)

 WBC世界フライ級王者・比嘉大吾陣営の具志堅用高会長(62)が、挑戦者に疑いの目を向けた。都内の帝拳ジムで29日、同級9位モイセス・フエンテスが練習を公開。2016年12月の来日時は日本の寒さなどで調整に失敗し、田中恒成(畑中)に5回TKO負けしただけに、会見で最前列に陣取った同会長は、「ウェートはいくつオーバーしてますか?」と投げかけた。

 「2キロ」と答えた挑戦者に、「OK」と一時は納得。しかし、直後の囲み取材では「まだあるんじゃないか。3キロはある」と、信用しなかった。比嘉の故郷・沖縄での世界戦は、会長がV14に失敗して以来37年ぶり。比嘉は27日に、「計量後の食事もどこですればいいのか。ホームだけど未知な場所」と不安を吐露していたが、会長は「最高の状態をつくる」と計量後のステーキやスッポン料理など、ルーチン通りの食事を用意する。

 野木丈司トレーナー(57)が、「会長は手足のように使える」という地元の人望を駆使し、リング外での“前哨戦”で勝利。15連続KO勝利なら日本記録に並ぶV2戦へ、準備はぬかりない。(浜田 洋平)

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