日本ボクシングコミッションが体重超過のネリを永久追放

2018年3月9日16時20分  スポーツ報知
  • ルイス・ネリ

 日本ボクシングコミッション(JBC)は9日、前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(23)=メキシコ=に日本でのボクシング活動停止処分を与えることを発表した。本来の規定なら、体重超過を犯したネリはJBCの規定で1年間、日本で試合をできなかったが、今回は期限を設ける予定はなく、事実上の永久追放となる。体重超過のみによる同処分は極めて異例。8日に開催した倫理委員会で決定した。

 ネリは1日にWBC世界同級(53・5キロ以下)タイトルマッチで元王者・山中慎介(35)=帝拳=と再戦。2月28日の前日計量で2・3キロの体重超過を犯し、再計量でも1・3キロ超過した。JBCは「階級制を前提としたプロ競技スポーツであるボクシングに対する社会的信用を著しく毀損(きそん)する行為」とし「世界タイトルマッチにおける公式計量での失格てあり、かつ2・3キロオーバーは極めて異例な重大な違反であること等から、より厳重な処分が相当である」と理由を発表した。

 ネリは規定により王座剥奪となったが、試合は2回TKO勝ちして王座は空位のままとなり、王座返り咲きとならなかった山中は引退を表明。意図的とも取られかねない大幅な超過が波紋を呼び、ネリは試合後に「私は無敗を守った。失った王座は勝って取り戻せばいい。またバンタム級で、また日本で戦いたい」と話していた。

 2日に無期限資格停止処分を発表したWBCでも試合をできない。WBCは、試合の興行主である帝拳ジムに対し、ネリへのファイトマネーの未払い分7割の支払いを凍結するように指示。ネリに聴取を受けるよう義務づけた。

 またJBCは処分を実効化させるため、WBC以外の世界タイトル認定団体、各国コミッションに今回の決定を通知し、協力を求めていく姿勢を示した。再発防止策として罰金などの体重超過に対する罰則ルールの策定を早期に行う。さらに興行責任者の帝拳ジム・本田明彦会長(70)と、選手の管理を怠ったネリ陣営マネジャーのロドリゲス・ブリト氏に書面で厳重注意処分を下した。

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