山中竜也の相手・カジェロス「ネリとは違う」…公開計量で減量アピール

スポーツ報知
王座奪取を見すえるWBO世界ミニマム級4位のモイセス・カジェロス

◆プロボクシング・ダブル世界戦 ▽WBO世界ミニマム級タイトルマッチ 王者・山中竜也―同級4位・モイセス・カジェロス ▽WBA世界ライトフライ級王座決定戦 同級1位・カルロス・カニサレス―同級2位・小西伶弥(18日、神戸ポートピアホテル)

 ダブル世界戦に出場するカジェロスとカニサレスが14日、神戸市内の真正ジムでそれぞれ練習を公開した。両外国人は、1日のWBC世界バンタム級タイトル戦(両国国技館)で体重超過したルイス・ネリ(23)=メキシコ=と混同されることを嫌い、減量順調をアピール。ネリとスパーリングしたことがあるカジェロスは、報道陣から「体重、あなたは大丈夫?」と問われると、「順調だ。僕はネリと違う」と強調し、ミット打ちなどで調整した。

 カニサレス陣営は「何なら今から、はかりに乗ってみようか」と強気。カニサレスがサンドバッグ打ちなどで練習後、3日早い“公開計量”を行い、リミットまであと100グラムの49・0キロと好仕上がりを証明した。

 山中慎介(35)=帝拳=戦で失態を演じたネリが、日本のリングで活動永久停止処分となって以来、初となる日本開催の世界戦。カジェロスとカニサレスは自身の良識を訴え、共に「日本で世界王者になって帰る」と誓った。(田村 龍一)

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