井上尚弥に敗れたマクドネル「私が勝てる夜ではなかった」

スポーツ報知
1回KO負けで王座を失ったマクドネルは試合後のコーナーで涙を流す

 ◆プロボクシング ダブル世界戦▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ○井上尚弥(1回1分52秒 TKO)ジェイミー・マクドネル●(25日、東京・大田区総合体育館)

 初回TKO負けを喫したマクドネルは、井上尚の怒とうの連打に対応できなかった。「(一番効いたのは)左フック。地球上で一番強い男と試合ができた。私が勝てる夜ではなかった。(井上尚は)素晴らしいファイターでパンチも強かった。素晴らしいチャンピオンだった、というのが彼の勝因だ」と新王者をたたえるしかなかった。

 24日の前日計量には1時間遅刻した上、やつれた表情で減量苦をうかがわせた。前日計量後は、帰りの車中で嘔吐(おうと)。当日の直前計量は12キロ増の65・3キロまで戻したが、コンディション不良は明らかだった。「バンタム級はこれで最後。次は階級を上げてもどってきたい」と話した。

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