末吉大、判定でV2防衛…村田&粟生から応援「もっと強くなる」飛躍誓う

スポーツ報知
4回、末吉(右)の強烈な右フックが東上の顔面にヒットする

◆プロボクシング▽日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦 ○末吉大(判定3―0)東上剛司●=末吉は2度目の防衛=(30日、東京・後楽園ホール 観衆1523)

 日本スーパーフェザー級王者・末吉大(まさる、27)=帝拳=が、2度目の防衛に成功した。同級1位・東上剛司(37)=ドリーム=に3―0の判定勝ち。1回にダウンを奪うと、執念を見せる相手の打ち合いに応じるなど熱戦を演じ、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=ら同門の先輩が見守る前で勝利を収めた。末吉の戦績は18勝(11KO)1敗、東上は14勝(3KO)16敗5分け。

 末吉は1回にカウンター気味の右フックで相手のテンプルを捉えてダウンを先取。中盤は積極的に前に出てくるベテランに対し、ジャブからの左ボディーなどで出足を止めた。最終10回は執念で打ちにくる相手に「自分のガラにもない。打ち合えて良かった」と応戦。大歓声を浴びながら判定勝ちでV2に成功し「相手の気持ちが本当に強かった。純粋に殴り合いのスポーツを楽しめた。今後、世界に行くには、いい収穫になった」と経験を積んだ。

 リングサイドでは村田や元世界2階級制覇王者・粟生隆寛(34)ら同門の先輩が観戦。「帝拳ジムの仲間の方々には感謝しかありません!」とリング上であいさつし「もっと強くなります!」と飛躍を誓った。

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