田口良一、現役続行ならフライ転級…京口は統一戦か「階級上げたい」
スポーツ報知

進退を保留している前WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(31)=ワタナベ=が、現役続行なら1階級上のフライ級に転級すると、陣営の渡辺均会長(68)が1日に都内の同ジムで明かした。
5月20日にヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=に敗れて王座陥落。現役続行を決めかねているが、石原雄太トレーナーを通じて田口の意思確認をした同会長は「ブドラーと再戦する気持ちはないらしい。前回は減量がきつかったのもある」とした。試合2日後に田口と話をした石原トレーナーは「僕は『まだ伸びると思うし、フライ級ならベストパフォーマンスでできる』と伝えた」と説明した。
同門のIBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24)はこの日、同ジムで練習を再開。9月予定の次戦以降は「前回は減量の影響で以前までの躍動感がなかった。統一戦でなければ、階級を上げたい」とブドラーへの“敵討ち”も視野に入れる。渡辺会長は、WBAとWBCの各タイ人王者との統一戦などの交渉を進める。(浜田 洋平)