グリーンツダ・矢田良太、奥本貴之の両王者が4・21ダブル防衛戦

スポーツ報知
防衛戦を発表した矢田良太(右)と奥本貴之の両日本チャンプ

 プロボクシングのグリーンツダジムは3日、大阪市内で会見し、所属する日本ウエルター級(66・6キロ以下)王者・矢田良太(29)と同スーパーフライ級(52・1キロ)王者・奥本貴之(27)が4月21日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で、それぞれ防衛戦に臨むと発表した。矢田は同級1位・永野祐樹(30)=帝拳=とのV3戦、奥本は同級1位・ユータ松尾(30)=ワールドスポーツ=とのV2戦。共に1位挑戦者との指名試合となる。

 王座奪取から3連続KO勝利中の矢田は「矢田良太といえばKO。永野選手の左をもらわず、僕の右をぶち込んでKOする」と宣言。強打を誇るサウスポーの永野対策へ、16年12月にKO負けした相手・サウスポーのジェイアー・インソン(フィリピン)を所属ジムに招いてスパーリングを開始する。

 昨年12月のV1戦が辛くもドロー防衛だった奥本も「面白いことは言えないが、面白い試合、熱い試合をしたい。組まれた試合を勝っていく」と気合。同会場での壮行会では、グリーンジムOBで後に金沢ジムへ移籍して世界王座を計9度防衛した元WBC世界同級王者・徳山昌守氏(44)が訪れ「防衛戦でも挑戦者の気持ちを忘れるな。(現役時の)俺の試合をユーチューブで見ろ(笑い)」と会場の笑いを誘いながら、後輩を激励した。

 グリーンツダジムの本石昌也会長(43)は「今回はジムの成長をはかる試合。最強の挑戦者を倒し、さらに高いステージへ上がりたい」と矢田、奥本両選手の将来の世界挑戦を見すえた。

 通算成績は矢田が18勝(15KO)4敗、永野が15勝(11KO)2敗、奥本が21勝(10KO)8敗4分、松尾が15勝(8KO)3敗1分け。

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