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中邑とAJが「レッスルマニア」で激突! WWE内IWGPに期待…金曜8時のプロレスコラム

2018年2月2日8時0分  スポーツ報知
  • AJスタイルズ(右)のWWE王座も挑む中邑真輔(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 新日本プロレスからWWEに移籍した元IWGPヘビー級王者の中邑真輔(37)が、4月8日(日本時間9日)に行われる米国最大のプロレスの祭典「レッスルマニア34」(メルセデス・ベンツ・スーパードーム)で、AJスタイルズ(40)の持つWWE王座(世界ヘビー級選手権)に挑戦することが決定した。

 先週は、鈴木みのる(49)が、棚橋弘至(41)のIWGPインターコンチネンタル選手権に挑戦することについて「鈴木にはタイトル強奪という波乱を期待させる風が吹いている」と書いて、1月27日の札幌決戦で実際に奪取劇が起きた。その自慢話を書こうと思っていたが、それが吹き飛ぶ、外電が入ってきた。

 日本人が「レッスルマニア」で世界王座に挑むなどということは、想像もできなかった。1985年の第1回大会(3月31日、MSG)のメインイベント(ハルク・ホーガン&ミスター・T対ロディ・パイパー&ポール・オンドーフ)では、元ボクシング世界ヘビー級王者のムハマド・アリが特別レフェリーを務め、2年前の第32回大会(4月3日、AT&Tスタジアム)では、10万1763人を集めた(メインはトリプルH対ロマン・レインズのWWE王座戦)全世界が注目するイベント。

 かつてはアンダーカードに天龍源一郎&北尾光司(91年)、曙(05年)らが出場するなど、日本人が出ていないことはないが、メイン登場はあり得なかった(93年にホーガンと世界王座を争ったヨコヅナは米国人)。

 中邑は、1月28日(同29日)に行われたWWEのビッグマッチ「ロイヤルランブル」(30人参加の時間差バトルロイヤル)で、日本人として初の優勝を飾り、「レッスルマニア」の王座戦へ駒を進めた。王者のAJスタイルズも新日本プロレスを主戦場に躍進し、WWEへステップアップした男。中邑とAJは、2016年1月4日に新日本プロレスの東京ドーム大会「レッスルキングダム10」で、IWGPインターコンチネンタル選手権を争っている(王者・中邑が、24分18秒、ボマイェ→エビ固めで防衛)。

 だから今回の決戦は、WWE対IWGP、レッスルマニアVSレッスルキングダムという見方ができる。中邑がIWGPという意味ではなく、新日本で育った中邑とAJが織り成すハイレベルなプロレスが、エンタメ色が強いWWEで繰り広げられるのだろうかという期待だ。

 両者は、1月31日にフィラデルフィアでの「スマックダウン」で、夢のタッグを結成した。ケビン・オーエンズ&サミ・ゼインと対戦し、中邑がオーエンズにキンシャサを決めて勝利。中邑は「レッスルマニアでは、AJスタイルズにヒザを叩き込んで新WWE王者になる」と王座奪取を宣言した。キンシャサは、新日本時代にボマイェと呼ばれたヒザ蹴り。WWEでは破壊力よりも、華麗さが強調されているように見えるが、中邑が日本で見せていたようなハードなキンシャサ(=ボマイェ)を全米、いや全世界に披露してほしいと願う。(酒井 隆之)

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