駒大・堀合大輔「箱根駅伝で味わった悔しさは、箱根駅伝でしか返せない」

スポーツ報知
箱根駅伝での巻き返しを誓う駒大・堀合

 来年1月2、3日の第94回箱根駅伝(報知新聞社後援)に52年連続52回目出場の駒大は、2008年大会以来、10年ぶりの総合優勝を目指す。堀合大輔(3年)は「箱根駅伝で味わった悔しさは、箱根駅伝でしか返せない」とリベンジに燃えている。

 初出場だった前回は10区で区間6位。8位でタスキを受けたが、順位を落とし、9位でゴールテープを切った。昨夏、右足の腸けい靱帯(じんたい)を故障。秋以降に調子を上げてメンバー入りしたが、実力を出し切れずに終わった。

 その反省から、今季は夏場に計1150キロの走り込みに取り組むなど、順調に練習をこなし、11月の全日本大学駅伝6区(12・3キロ)では前後と大きく離れた状況下で、35分57秒と区間賞を獲得した。上尾ハーフマラソンでもチーム5番手の1時間3分53秒など好調をキープ。「夏にいい練習ができて精神的にも強くなれた。全日本ではいい走りが出来たので、今回は結果を出したい」と意欲を見せる。

 チームは今夏のユニバーシアード・ハーフマラソンで金メダルの片西景(3年)、同銀の工藤有生(4年)と学生陸上界をリードするエースがそろうが、大八木弘明監督(59)は「2人に続く、堀合や下(史典)ら、3年生の活躍が必要になる」と奮起を期待する。将来的にマラソンでの活躍を目指す堀合も「次に向かってステップアップ出来るようにしたい」と大舞台での飛躍を狙う。(遠藤洋之)

 ◆堀合 大輔(ほりあい・だいすけ)1996年12月18日、青森・南部町生まれ。21歳。名川中1年から陸上を始める。青森山田高で全国高校駅伝1区41位。駒大文学部に入学し、2年時に出場した前回の箱根駅伝では10区6位。5000メートル14分15秒11、自己記録はハーフマラソン1時間3分32秒。182センチ、63キロ。家族は両親と姉2人、兄。実家はさくらんぼ農家。

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