箱根駅伝V4狙う青学大…「魂」のタスキ準備万端

スポーツ報知
原監督、吉永主将はじめチーム全員66人の署名が記された青学大のタスキ

 箱根駅伝(来年1月2、3日)で大会史上6校目の4連覇を目指す青学大が31日、駅伝の象徴と言えるタスキに選手、スタッフらチーム全員66人が署名し“魂”を吹き込んだ。最後に署名をした原晋監督(50)は「魂を込めて書きました。戦う準備はできています」と真剣な表情で話した。

 前回、青学大のフレッシュグリーンのたすきには重大なトラブルが発生した。タスキは片方の端にある切れ込み穴にもう一方の端を通し、長さを調整する。往路では「切れ込み穴が破れて1ミリしかつながっていなかった」(昨季の吉田伊吹マネジャー)。そのため、タスキが緩みやすくなり、往路の5選手は走りながら何度もタスキを掛け直すロスを強いられた。往路終了後、タスキのトラブルに気がついた吉田マネジャーが夜なべして修繕。復路の5選手は「気持ちよくタスキを掛けて走ることができた」(10区を務めた昨季の安藤悠哉主将)。無事に3連覇を果たした。

 今回は、伊藤雅一主務(4年)らが選手、スタッフに署名の順番を仕切りながらタスキの切れ込み穴などを入念にチェックし、問題がないことを確認した。

 この日、登録メンバー16人は相模原市のキャンパス内陸上競技場、クロスカントリーコースなどで各自のペースで10~20キロをじっくり走り込んだ。「ハーモニー大作戦」を掲げる原監督は「最後のチューニングをしています。1月2、3日にはいい音を出せると思います」と4連覇に自信を示した。

スポーツ

×