号砲せまる箱根駅伝、選手変更は午前6時50分発表

スポーツ報知
1~10区の主な通過場所の距離と予定時刻

 第94回箱根駅伝の号砲がいよいよ迫った。

 ◆箱根駅伝の主な競技規則

 ▽選手変更 往路、復路ともに午前6時50分に正選手と補欠選手の入れ替えが可能。区間変更は認められない。変更は往復路を通じて4人まで。

 ▽給水 1、6区はなし。5区は7.1キロと15.8キロ、9区は10キロと14.4キロ。その他の区間は10キロと15キロで、チーム関係者がボトルを手渡しする。中身は主催者が用意した水とスポーツドリンク。任意の地点で監督が行う給水は15年大会から禁止になった。

 ▽繰り上げ 先頭走者が通過後、往路の鶴見と戸塚中継所は10分、それ以外の中継所は20分遅れた場合、前走者が到着しなくても次走者がスタートする。復路スタートは1位から10分以内のチームは時差出発で、それ以降のチームは10分後に同時スタート。

 ▽途中棄権 選手が故障などで走行困難になった場合、選手に続行意思があっても競技運営委員、走路管理員、監督の3者合意により競技中止となる。その前区間までの記録は公式に認められるが、次区間からはオープン参加。最終走者と同時にスタートできるが、区間成績は認められない。

 ◆テレビ放送

 日本テレビ系列で全国30局で完全生中継。2日の往路は午前7時~午後2時5分、3日の復路は午前7時~午後2時18分。解説は日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトの瀬古利彦リーダー、神奈川工科大の碓井哲雄監督、住友電工の渡辺康幸監督が務める。

 ゲストは往路が早大OBの大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)、青学大OBの一色恭志(GMOアスリーツ)。復路が東海大OBの佐藤悠基(日清食品グループ)、東洋大OBの服部弾馬(トーエネック)。日本を代表するトップランナーたちのコメントが注目される。

 3日の生中継終了後には「続報!箱根駅伝」が午後2時18分~3時に、ドキュメント番組の「もうひとつの箱根駅伝」は7日午後4時10分~5時25分に、日テレ系の関東ほかで放送される。

 ◆沿道観戦の注意点

 箱根駅伝の沿道には多くのファンが応援に訪れる。安全な運営、そして楽しく観戦してもらうために関東学連では以下の点を禁止事項として呼びかけている。

 〈1〉脚立を使っての応援

 〈2〉ガードレールや橋など、沿道公共物への旗などのくくりつけ

 〈3〉自転車や自動車など、車両による応援

 〈4〉スタート、ゴール、中継所の前後100メートル以内での出場校を示す物の掲出

 〈5〉道路上での応援

 〈6〉ペットを連れて道路に出る

 〈7〉歩道から手や体を乗り出しての応援

 〈8〉コース周辺での無人飛行機(ラジコン、ドローン)の操縦、飛行

 ◆車両交通規制

 2日午前10時45分~午後1時頃、箱根湯本駅~芦ノ湖ゴール地点まで駅伝コースとなる国道1号線は車両交通が規制される。当日は路線バスも運休やう回などがあるため、利用者は当該地域の運行に注意が必要。神奈川県警は箱根新道(無料)、箱根ターンパイク(有料)の利用を勧めている。

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